利尻山に登り・礼文島を歩く


日本最北の海に浮かぶ利尻島のシンボル、利尻山とセットで登る山をあえて挙げてみると、距離的には大雪山、アクセスの拠点からは羊蹄山となるが、その移動距離は300kmを超え、効率的に登る「セット登山」の本来の意味はない。しかし、百名山登覇のため、最果ての島、利尻島を訪れ、利尻山だけに登って帰るのナンセンスであろう。そこで、花の浮島としても名高い、近隣の島、礼文島もこの山旅で歩いてみたい。




利尻島と礼文島へのアプローチは、札幌から飛行機を利用したり、東京から稚内まで飛んで、フェリーに乗り継ぐなどの方法が考えられるが、ここでは札幌から稚内まで都市間バスを利用し、稚内からフェリーを乗り継ぐモデルケースを紹介する。礼文島の見所を時間の限り歩き、利尻山登山も山歩きの醍醐味を存分に味わえるルートをたどる。コストと旅程の短縮を重視し、札幌ー稚内間の都市間バスは往復夜行便を利用し、車中で2泊するスケジュールとなる。なお道内、利尻島、礼文島での移動は、レンタカーやタクシーを利用せず、鉄道やバス、宿の送迎車の利用で不自由はない。 [礼文島→ 利尻山]


旅程1日目

羽田空港より新千歳空港に到着。JR線快速エアポートで札幌へ。札幌大通バスセンターより都市間バスの特急わっかない号または、はまなす号(宗谷バス・銀嶺バス)の夜行便で稚内へ向かう。車中泊。

※特急わっかない号・はまなす号は完全予約制。2人での山旅の場合、4枚綴りの回数券を購入するとお得。夜行便は宗谷バスと銀嶺バスの交互運行。

旅程2日目

日付が変わり、早朝5:30に稚内フェリーターミナルに到着。6:20発の礼文島香深行のフェリー(ハートランドフェリー)に乗船し、8:15に香深フェリーターミナルに到着。
到着早々、桃岩展望台を目指し、展望台コースを知床まで歩く。知床よりは10:36発の観光シャトルバス(礼文島観光協会)で、フェリーターミナルへ戻る(8分)。次に礼文岳登山のため、10:50発の船泊方面行のバス(宗谷バス)に乗り、内路へ向かう(約20分)。礼文岳にのぼり、下山は往路を戻る。内路よりは16:58発のバス(宗谷バス)でフェリーターミナルに戻る(23分)。宿へチェックインし、うすゆきの湯で入浴。

※不要な荷物はフェリーターミナルのロッカーにデポしておこう。
※展望台へは礼香寺前より近道の散策路を行く。
※礼文岳下山後は、バス待ちの時間ができる。香深方面へ歩くのもよい。途中乗せてくれる車もあるかもしれない。
※宿泊先はフェリーターミナル近く、香深周辺にすると移動に便利である。
※香深井には緑ヶ丘公園キャンプ場がある。

旅程3日目

宿泊先の最寄りのバス停より、6:15フェリーターミナル発の船泊方面行のバス(宗谷バス)でスコトンへ向かう。スコトン岬より西海岸8時間コースを香深まで歩く。
香深フェリーターミナルより、16:10発の利尻島鴛泊行のフェリー(ハートランドフェリー)に乗船。宿の送迎車で宿泊先へ。チェックイン後、利尻ふれあい温泉で入浴。

※西海岸コースの途中、礼文林道を香深井に下り、バスで香深方面へ戻ることもできる。
※利尻島での宿泊先は、利尻山登山をより楽しむため、沓形地区に設定している。さらに鴛泊フェリーターミナルと見返台園地登山口まで、送迎有りの宿を選ぼう。フェリーターミナルへの送迎がない場合は、17:57発の空港方面(42分)、または16:58発の鬼脇・仙法志経由のバス(宗谷バス)で沓形へ向かうこととなる(1時間10分)。
※利尻島での宿泊先を鴛泊地区にして、鴛泊コースを往復するプランの場合、利尻北麓野営場を施設を利用するとリーズナブルで便利である。

旅程4日目

早朝より、宿泊先の車で沓形登山口まで送ってもらう(約20分/徒歩では約1時間30分)。沓形コースより利尻山登山。下山は鴛泊コースをとる。鴛泊に下りる途中、利尻富士温泉に立寄り、入浴。鴛泊フェリーターミナルより18:05発のフェリー(ハートランドフェリー)で稚内へ向かう(1時間40分)。下船後、ターミナルより稚内駅まで歩く(約15分)。稚内駅前バスターミナルより23:00発の夜行便、特急わっかない号または、はまなす号(宗谷バス / 銀嶺バス)で札幌へ向かう。

※札幌行の夜行便バスは、稚内駅前バスターミナル発となっている。
※稚内には駅前から徒歩15分のところに稚内天然温泉港のゆがある。

旅程5日目

日付が変わり、早朝5:30に札幌大通バスセンターに到着(6時間30分)。札幌駅よりJR快速エアポートで新千歳空港へ(36分)。新千歳空港より帰京。

※利尻での宿泊先を鴛泊地区にして、鴛泊コースを往復するプランや、利尻北麓野営場のケビンを利用し、下山後、もう1泊するプランもおすすめする。



羽田⇄新千歳空港往復便・1泊5日という旅行代理店のツアーを利用するモデルケース。宿泊日4日目と宿泊地を札幌としている。1泊6日というツアーにして、札幌からのアクセスが良い羊蹄山も登るプランも考えられる

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JR北海道旅客鉄道
http://www.jrhokkaido.co.jp/
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特急わっかない号 特急はまなす号 
宗谷バスと銀嶺バスの共同運行路線
便によって運行会社が変わり、名称が異なります。
札幌大通バスセンターー稚内フェリーターミナル間 
1日6往復 完全予約制
片道6000円 往復 11000円 
チケット4枚綴り 20000円(2名で往復を利用するとき片道1000もお得です)
宗谷バス
http://www.soyabus.co.jp/
銀嶺バス
http://www.ginreibus.co.jp/
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ハートランドフェリー
http://www.heartlandferry.jp/
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利尻島・礼文島バス情報
宗谷バス
http://www.soyabus.co.jp/
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※礼文島お役立ち情報サイト

礼文島観光協会
http://www.rebun-island.jp/
礼文町
http://www.town.rebun.hokkaido.jp/
礼文 staynavi
http://www.rebun-staynavi.jp/
ウルトラREBUN-10
http://www.dosanko.co.jp/ultra-rebun/
礼文島観光ガイド
http://guide.rebun.jp/
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※礼文島参考宿

さざなみ (香深地区)
香深フェリーターミナルより徒歩5分
うすゆきの湯まで徒歩3分
食事処さざ波を併設
素泊まり4500円と島の宿としては安い
http://www.rebun-staynavi.jp/

緑ヶ丘公園キャンプ場

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※礼文島温泉情報

礼文島温泉うすゆきの湯
礼文島唯一の公共温泉施設
香深フェリーターミナルより徒歩3分
12:00〜22:00(最終受付21:00) 年中無休
600円
http://www.usuyuki.jp/
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※利尻島お役立ち情報サイト

利尻島の観光と自然
http://kankou.rishiri.jp/
利尻島リアルタイム情報
http://www.maruzen.com/tic/jyouhou/
利尻富士町観光協会
http://www.rishiritou.com/
利尻富士町宿泊業組合
http://www.rishiri-yado.com/
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利尻島参考宿
民宿えびす荘 (沓形地区)
利尻ふれあい温泉まで徒歩5分
登山口への送迎あり(片道一人1000円)
島の宿としては安い
http://www1.ocn.ne.jp/~abssoh/

利尻山荘花りしり(鴛泊地区)
鴛泊フェリーターミナルより徒歩15分
利尻富士温泉まで徒歩5分
フェリーターミナル・登山口までの送迎あり
島の宿としては安い
http://big-hokkaido.com/hanarishiri/

利尻北麓野営場
鴛泊フェリーターミナルより徒歩1時間
利尻山鴛泊コース3合目に位置
ケビンあり 4人用 3000円
利尻富士町HP
http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/
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※利尻島温泉情報

利尻ふれあい温泉
利尻町営ホテル利尻内
沓形フェリーターミナルより徒歩5分
13:00〜21:00(最終受付20:30) 年中無休
550円
http://hotel.rishiri.jp/

利尻富士温泉
鴛泊フェリーターミナルより徒歩10分
11:00〜21:30 年中無休
500円
利尻富士町HP
http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/
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※稚内温泉情報

稚内天然温泉港のゆ
稚内駅より徒歩15分
10:00〜22:00(最終受付21:30) 年中無休
700円
http://www.wakkanai-fukukou-service.com/
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タクシー情報必要か?


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